京都でのれんをオーダーする

リネンについて詳しく解説

「麻」という素材はよく耳にするので、イメージがわきやすい人も多いでしょう。
しかしながら、「リネン」と言われてもピンとこない人は、少なくないのではないでしょうか。


linenはフラックスという亜麻科の植物から作られる天然の植物繊維のことです。
現在の主な産地は、フランス北部やベルギーといった比較的寒い地域が
中心となっています。発祥は紀元前8,000年頃といわれており、
古くから使用されてきた繊維です。

麻素材の特徴


人類最古の繊維ともいわれるほど歴史があります。


また、linenは「ライン(line)」や「ランジェリー(lingerie)」といった言葉の
語源にもなっています。いかに生活に密着したものであったか、わかると思います。


このように古くから身近な生地として利用されてきて、現代でも
衣類やシーツのような製品に幅広く使われています。

また、「麻とは一緒じゃないの?」と混乱してしまう声も耳にしますが、
厳密にいうとリネンは麻の一部という分類がされます。


洋服の素材にはそれぞれが区別されて記載されているケースも多いので、
こんがらがってしまいやすいですよね。ここからは、これら2つの違いについて
より詳しく説明していきます。

それぞれの生地の特徴について

まず、麻繊維は天然繊維の中でも最も丈夫な繊維だと言われています。
特徴としては、吸水・吸湿性が良い点が挙げられます。


水に強く腐りにくいことから、のれんに使用されることも多いです。
防虫性・防カビ性があるのは、のれんの役割を考えると
かなり便利だと言えるのではないでしょうか。

麻のれんの風合い


また、のれんに使用する際は独特の風合いを醸し出すことができるので、
機能性だけではなくデザイン性にも優れているといえます。


「渋い」「こなれた」「おしゃれな」といったイメージののれんを
かかげたい人におすすめです。


次に、linenの特徴を説明します。先ほども述べた通り、同じカテゴリーに
分類される繊維であることから、特徴としては大きくかけ離れてはいません。


しかしながら、よりしなやかで滑らかな質感ということが異なる点だと言えます。
繊維がより細かいので、印象としては「柔らかい」「温かみのある」
「優しげ」といった特徴が挙げられます。


重厚感がありすぎるイメージがそぐわない場合、こちらを選ぶと良いでしょう。


このように、のれんの素材で人気のある2つの素材ですが、
それぞれにメリットがあります。機能性やデザイン性を加味しながら、
のれんにふさわしいものを選ぶようにしましょう。